分電盤(ブレーカーボックス)は、
普段あまり気にすることのない設備ですが、
実は家の電気安全を守る重要な役割を持っています。
築年数が経っている住宅では、
分電盤が古いまま使われているケースも少なくありません。
この記事では、電気工事士の立場から、
分電盤が古い場合に起こりやすいトラブルや、
交換を検討すべきサインについて解説します。
分電盤が古いと起こりやすいトラブル
① ブレーカーが頻繁に落ちる
- 今の家電使用量に容量が合っていない
- 電子レンジ・エアコン同時使用で落ちる

② 安全装置(漏電遮断器)が付いていない
- 昔の分電盤は未搭載のことが多い
- 感電・火災リスクが高い

③ 焦げ・変色・異臭がある
- 内部接触不良
- 発熱による劣化
👉 この状態は要注意


④ 回路が少なく、延長コードだらけ
- タコ足配線が常態化
- コンセント周りが熱を持つ
分電盤の交換を検討すべきサイン
・築20年以上で一度も交換していない
・漏電ブレーカーが付いていない
・ブレーカーが頻繁に落ちる
・分電盤から異音・異臭がする
自分でできる確認ポイント(安全)
・分電盤の製造年表示
・漏電ブレーカーの有無
・カバー内部の焦げ・変色(触らない)
触ってはいけないこと
・分電盤内部を開けて配線を触る
・ブレーカーを分解する
・容量を自己判断で変更する
👉 感電・火災の危険あり
電気工事士からのワンポイント
現場では、
「ブレーカーが悪いと思ったら、
分電盤自体が古かった」
というケースがよくあります。
分電盤は消耗品ではありませんが、
安全基準は時代とともに変わっています。
まとめ
分電盤が古い場合、
すぐに事故が起こるわけではありませんが、
トラブルのリスクは確実に高くなります。
気になる症状がある場合は、
無理に使い続けず、
専門業者に相談することをおすすめします。


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