👉漏電の原因が分からなかった現場|結露による配線トラブルの実例

漏電トラブルは、
原因の特定が難しいケースが多くあります。今回は実際の現場で経験した、
「原因特定に時間がかかった漏電事例」を紹介します。結論としては、
配線内部の結露による絶縁不良が原因でした。同じような症状で困っている方の参考になればと思います。

■ 現場の状況

現場は5階建てマンションの3階部分で、
構造は鉄筋コンクリートでした。時期は4月頃で、
気温は低めでしたが雨は降っていない状態。不動産会社から、
「漏電ブレーカーが落ちる」との連絡を受けて対応しました。

■ 調査の流れ

まず、
1K住居の居室部分の回路に原因があることを特定しました。照明器具やコンセントに接続されている機器を
すべて外しても症状は変わらず、
配線側の問題と判断しました。

その後、
天井のジャンクションボックスで配線を切り離し、
漏電測定を繰り返しながら原因箇所を特定していきました。

■ 原因

原因は、
外壁と屋内壁内部の配線の絶縁不良でした。コンクリート内部の金属管に配線が通っていましたが、
内部で結露が発生し、
配線が湿って漏電していたと考えられます。

肉眼ではピンホールは確認できませんでしたが、
配線を交換したことで症状が改善したため、
これが原因と判断しました。

■ なぜ原因特定が難しかったか

この現場では、
見える部分に異常がなかったため、
原因の切り分けに時間がかかりました。

また、
天候が原因ではない点も判断を難しくしていました。

漏電は目に見えない場所で起こるため、
測定と切り分けが重要になります。

■ 電気工事士のワンポイント

漏電は、
必ずしも目に見える場所で起こるとは限りません。
特にコンクリート内や壁内配線の場合は、
湿気や結露が原因になることもあります。

原因が分からないまま使用を続けるのは危険なため、
専門的な調査が必要です。

■ まとめ

漏電トラブルは、
見えない部分に原因があることも多く、
特定が難しいケースもあります。
今回のように結露が原因となることもあるため、
違和感を感じた場合は早めの対応が重要です。

※不安な場合は無理をせず、専門業者に相談することをおすすめします。

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